~繋がりやすさを、生きづらい貴方へ~

心の安全基地

傾聴に視覚的フィードバックと情報提供

 
この記事を書いている人 - WRITER -
心の安全基地
安心安全な心の安全基地を何歳になっても獲得し発展させることをテーマに、身体、心、頭、人間関係、社会の視点から探っていきます。

久しぶりの更新です。

本日書く記事を中心にいろいろ考えており、更新出来ていませんでした。

苦しくてしんどくて心身ともに余裕がなく、体調もすぐれないなんて経験ある方いらっしゃると思います。それらのために、少しでも心の苦悩をやわらげ、自分を客観視し、状況を好転させる選択肢が取りづらいどん詰まりになってしまうケースもあるのではないでしょうか?

そんな時に、他の人に親身に話を聴いてもらえることで気持ちが和らぐことってあるかもしれません。さらに追加で、視覚的フィードバックが加えられることで、より一層自分を客観視し整理して理解することで気持ちが落ち着き、次の一手が見えてくることもあるかもしれません。フィードバックと合わせて必要な支援に繋げるための情報提供も合わせてみるのもいかがでしょうか。

よくわかりづらいと思いますので、架空のケースを使い見ていきましょう。

登場人物は、24歳A子さんです。地方から上京して一人暮らし、イタリア料理店でアルバイトをしています。イタリア料理店の時給の良さやまかないが美味しいことが、とても気にいっています。そして、一生懸命に接客しお客様に喜んでもらえることが大きなやりがいです。休みは、ハマっているバンドのライブに行くのが楽しみで、東京だけでなく、時間とお金に余裕があれば全国どこにでも駆け付けます。

① さて、運悪く世の中が大不況に突入し、イタリア料理店が閉店することになり、A子さんもアルバイトが続けられなくなりました。他のアルバイトの採用も、とても少なくなっており、Aさんは次のアルバイト探しに大変苦労します。段々お金に困るようになり生活費を払うために泣く泣く、接客の好きなA子さんにとっては、希望していないイベントスタッフや引っ越し、清掃等のアルバイトを一日単位等の短期ですることになりました。

② 以前のイタリア料理店より時給も安いだけでなく連続してアルバイトも入れない日が少なくありません。それにアルバイト先の現場は頻繁に変わるだけでなく交通費の支給もない現場が大部分でした。開始時間が朝早く家から遠方の現場の時には、前日に移動して現場近くのネットカフェで前泊することもありました。A子さんは心身ともに疲労が溜まり、お金も厳しくなり、大好きだったバンドのライブにも行けなくなりました。

③ そうこうするうちに、得体のしれない不安や焦りを常に感じるようになり、アルバイト先に行くのも怖くなり、行けても集中力が上がらず仕事がはかどらなくなりました。早くこの状態から抜け出したい、以前みたいに元気に生活したいと焦れば焦るほど空回りし、気持ちの余裕は無くなるばかりです。

画像1

④ A子さんは、生活費や家賃を払うためだけに希望しないアルバイトを転々とし、大好きなバンドのライブにも行けず何のために生きているのだろう?と感じることも増えてきました。とうとうこんな状態に耐えられなくなり、A子さんはストレス解消に大量にお菓子やご飯をむさぼる様に食べるようになったり、泥酔するまでお酒を飲むようになりました。

⑤ A子さんは外でお酒の飲みすぎで帰り道に記憶も貴重品の入ったバッグも無くしてしまったり、過食嘔吐が酷く体調も悪くて仕方なくなりました。とうとうアルバイトにも無断欠勤が増え家賃も滞納してしまうようになってしまいました。そんな自分が嫌で嫌で仕方なく、自己嫌悪や後悔に押しつぶされそうになります。だれも信じられない、もう何をやってもうまくいかない、もう私は終わったんだ、等の絶望的な気持ちすら抱くようになりました。苦しくて仕方ない時にリストカットをすると、流れ出る血を見て少しだけ心が落ち着くA子さんです。そして、同時にこのままではまずいという危機感も湧いてきました。

画像2

⑥ A子さんは、イタリア料理店の元同僚であったB子さんが聴き上手で親身に相談に乗ってくれる人であったことを思い出し連絡を取ってみました。B子さんは、コミュニケーションや心理学に興味がありよく本を読んでいます。

⑦ B子さんは、カウンセリング等で使われる傾聴をベースにA子さんのお話を聴いていきます。B子さんはご自分の気持ちや価値観はしっかり維持しながらも、それらを決しA子さんに対しては持ち出さずにA子さんのお気持ちを尊重し無批判に受け止める姿勢で共感しながらお話を聴いていきます。B子さんは、優しく、朗らかで、安心して何でも話せちゃう人だなとA子さんは改めて感じましたし、A子さんは気持ちが軽くなり、胸のつかえがとれた感じがしました。

⑧ 後日B子さんからA子さんに、A子さんが話されたことを簡単に纏められた一枚の表が送られてきました。心の中でグシャグシャになっていた悩みが整理されたものを見てA子さんは少し心がすっきりして落ち着きました。また、B子さんはあくまでA子さんがお話になったことだけを表にしていて、B子さんの解釈や判断は表には入れていませんでした。

画像6

⑨ 一人で考えることに息詰まったA子さんは、もう一度B子さんに話してみることにしました。話をしているうちにA子さんは、ちょっぴり自分を許せる、そんな優しい気持ちになってきました。大不況になり、不安定なアルバイトしか得られないのはすべて自分の責任じゃなかったし、そんな中でも精いっぱい頑張ってきた自分を褒めたいな、と僅かながらに気持ちが変化したのを感じました。

⑩間を開けずにA子さんはB子さんと再会し今度は表を見ながら自身の問題を整理することにしました。整理をしていると、緊急性の高い問題が見えてきました。それらはお酒と過食嘔吐により体がボロボロな状態であることと、近々お金が尽きてしまうことでした。そしてA子さんは、それらの問題を解決するために動き出したいと自発的に思いました。B子さんはA子さんの自発的意思を受け、治療ができる病院や、生活保護や行政の貸付制度等の情報提供をA子さんに行いました。

画像4

⑪ 一時的に生活保護をうけたことと、病状の早期での治療により過度なお酒の摂取や過食嘔吐はゆっくりゆっくり回復していきます。A子さんは少し心の余裕が出てきたので、自分に自信がなくて自分を常に批判的に見てしまうこと等で感じる生きづらさに着目するようになりました。そして、そんな自分で向き合おうと思い、そんな人達が集まる自助グループに参加することにしました。そして、久しぶりに大好きなバンドのライブにも足を運んだのでした。

画像5

⑫その2

次回には私の考えと解説をしていきます。お楽しみに

この記事を書いている人 - WRITER -
心の安全基地
安心安全な心の安全基地を何歳になっても獲得し発展させることをテーマに、身体、心、頭、人間関係、社会の視点から探っていきます。

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


Copyright© 心の安全基地 , 2020 All Rights Reserved.